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" カホン工房デコラ43の新作 " ............. # - 47

March  01  Tuesday,  day 060 - 05.     Permalink    " 1. about in my case "     comentarios 0

旭川のカホン工房デコラ43から新作モデル#10370が届いた。先日、同工房ウェブ・ログへの気軽な気持ちでのコメントがきっかけとなり進呈して頂いたという今回の次第ではあるのだが、そう喜んでばかりはいられない?美しいローズウッド(花梨:かりん)のボディー外観がいくら気に入ったといっても、私はカホン演奏を生業(なりわい)としているプロ。肝心要の音質的なことは、ちゃんと現物を叩いてからじゃないと当然判らない・・・。

同工房が以前よりアピールの多弦構造(8本弦)の発想について木音志向のカホン奏者としては、少々疑問もあるというのが率直で忌憚のない所なわけで・・・など、など、考えをぐじゃぐじゃ巡らせながら梱包を解き、塗装の香りも初々しいっ!その現物を叩いてみることに、・・・・・・・・?!弦の響きは驚くほど控え目だぞっ!且つ、ピアニシモのフィンガリングに難なくついてくるレスポンス。要するに、デコラ43の最新作はカホンの相反するふたつのサウンドのエレメント(ふっくらした中低域と切れの良い高域)を、同時に実現した『邪魔にならないセンシティブ弦音』のハイ・クオリティーモデルだったのです!

通常よりも低い位置を叩いたほうがサウンドホールが背板の下方にあるので、芯のある独特の低音が創出でき、嫌味のない音色なのに適度に個性的でもあり、それまでのネガティブな私の思いが一挙に払拭されるような快い「裏切られ方」だった。音域分離もしっかりしており、初心者、非力な女性演奏者からアマチュア上級者やプロまで、種々の音楽的欲求に柔軟に対応するオールラウンド・モデルとも言えるだろう。

小粋に生楽器での小アンサンブルを音量抑え目で楽しみたくなるような気持ちにさせるカホンらしいカホン。後で知ったことだが、作者の三浦さんはアンプラグドな視点で今回の新作を製作されたということらしい。ご本人の考えが充分に反映された、いわば「会心の作」ではないだろうか。


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