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" オカーニャ・カホン(OCAÑA CAJÓN) " ............. # - 25

September  22  Wednesday,  day 266 - 04.     Permalink    " 1. about in my case "     comentarios 0

青沼義郎氏(アルコ・カホン)へ贈られたオカーニャ・カホンのルーカス・ヒメネス モデル(Modelo Lucas Jimenez)を本番で試す機会に恵まれた。「ホテルの小ホールでの記念祝賀会で30分1ステージを」という依頼内容だったが、コンサートとは違って、各テーブルで食事やお酒を楽しみながら思い思いの会話が飛び交う会場の賑やかさは、同モデルのテストの条件として最適だったのかもしれない。人々の熱気と照明の熱で会場の温度が上がりステージ内の音の通りが悪くなってゆく・・・・・。

ここで、話を進める前に確認の意味でもログを読んでいただいている皆さんにお伝えしたい事は、エントリー1月12日「バルセロナからの贈り物(1)」にあるように、私は昨年(03)11月にバルセロナ在住の木製楽器製作者のヘルマン・オカーニャさんから「ナン・メルカデル・モデル」(現在はモデル名がカスタム・モデルに改称:3/12,05加筆)を贈呈して頂いた。が、同工房カホンの宣伝を暗にお願いされている訳ではない。このことは、ずっと気になっていたことなので、いずれ明確にしておきたいと思っていた。宣伝をしなければならない義務や責任が一切ない私がその作品等について時々書いているのは、オカーニャ・カホンから感じたことを記しておきたいとの個人的想いからなのである。

さて、時間と共に音響条件が悪化する今回のようなケースでは、お互いの発する生の音や相手の体の動きを頼りにアンサンブルがしっかり成り立っているかどうかが重要。リハでの詰めが甘かった部分が異常に目立って感じられ、そのショックが引き金になり「ヒヤッ!」とする瞬間が突然襲ってくることもあるので、こういった現場は殊に油断大敵っ!感情移入よりも先に、個人のパッセージがカッコ良くきまる以前に、全体を最優先しなければならないし、それがアンサンブルの基本ルールの一つだと思っている。「冷や汗」のその瞬間から、それまで会話に夢中だった筈の人々がステージ上の微かな歯車のかみ合わせの変化に、ジンワリと感覚的・動物的臭覚を持って反応し始めたりもする。オーディエンスの反応というものは、実に正直で敏感なもの。要するに「しーん」となるということだ、が幸い^^;、前述のことを心得ているメンバーなので危険水域へは突入しないで済んだ。

テスト的に使用したルーカス・ヒメネス・モデルのお陰でアンサンブル全体のリズムバランスの支えを無事に果たすことができた。ステージが終了し最初にあがってきた感想は「ヘルマン・オカーニャ(German Ocaña)という製作者の音楽的才能と楽器造りの才能の融合に改めて感動した」というものだった。同モデルが、この種の音楽を引き立たせるほどに完成しているとは本番を踏んでみるまで想像も出来なかったことなのだ。ボリビアやペルーの音楽が中心のフォルクローレ・クァルテットにふさわしいカホン・サウンドを同モデルは支障なく提供した。とコメントしてしまえば一言だが、南米系音楽に必要とされる「カホン・サウンドは何か?」との難題を、今回の音響条件の中でクリアーできた楽器としての完成度の高さに感動したのである。

何故、幾種類ものカホンを作る必要があるのか?私の問いへの答えの一つをもらえた思いでもある。見せ掛けのラインナップではないということを。更に、ヘルマン・オカーニャという人物が「良い耳」を持つ演奏者であるという事も特筆べき点だと思う。彼のカホン演奏に興味のある方は、ここをクリック

南米系音楽にも適した、もう一つの・オカーニャ・カホン新作「カホン・セルタ:Cajon Celta」のサウンドは、こちらを。「カホン・セルタ:Cajon Celta」演奏は、スペイン北部ガリシア語圏のLUAR NA LUBRE(ケルティック系)の[Javier Ferreiro氏]によるものです。


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